2020.07.07

歯が欠ける原因

人間のからだの中でもっとも硬い組織が「歯」ですが、そんな歯も欠けてしまうことがあります。

・むし歯

むし歯菌が出す酸によって歯が溶かされることによって起こるのがむし歯です。歯は外側にからだでもっとも硬いエナメル質、その内側に少しやわらかい象牙質があります。そのためむし歯は象牙質では進行のスピードが速く
外側のエナメル質より内側の象牙質で大きく広がり空洞になっています。空洞ができていれば、歯は脆い状態になり硬い物をかんだ時など虫歯の部分が欠けてしまいます。

・歯ぎしり、食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによって歯が欠けてしまうケースも多くあります。歯ぎしり、食いしばりによって生じる力は想像以上に大きなもので、体重の2~3倍ほどだと言われます。いくら歯が硬い組織でも大きな力が長時間加わり続けたらヒビが入り、欠けてしまうこともあります。この場合は奥歯で欠けることが多いです。

・転倒や衝突(事故などによる外傷)

転倒や衝突など一瞬の強い力で歯が欠けることもあります。よくある例としては、交通事故やスポーツ中の衝突、転倒などです。この場合は前歯で欠けることが多いです。

・かみ合わせの乱れ

私たちの歯は上下14本ずつがバランスよくかみ合っているのが理想ですが、かみ合わせが乱れている方は、一部の歯だけに過剰な力が加わっている可能性があります。その場合その歯にダメージが蓄積していき結果、歯が欠けてしまうことがあります。

・酸蝕症(さんしょくしょう)

歯は硬いエナメル質で覆われていますが、これは酸に弱いという弱点があります。そのため酸性の強い飲料物を好む方のお口の中は酸性に偏りがちで、エナメル質が溶かされやすくなります。その結果エナメル質が薄くなったり
一部内側の象牙質が露出してしまう状態のことで、薄くなったエナメル質は欠けやすくなってしまします。
酸が強い飲料物の代表は、お酢、レモン等の柑橘類、炭酸飲料、スポーツドリンク、ワインです。
歯が欠けたときは、舌や頬の内側などに傷を作りやすかったり、歯そのものに痛みが出たり問題がおきます。また欠けた部分が小さくとも、それが徐々に大きくなったり、むし歯になってしまうこともあるかもしれません、早めの受診をお勧めします。